「ありますよ、あります」の真意をあれからずっと考えている
Q嵐の再始動はありますか?
「ありますよ、あります」
会見翌日のNEWS zeroでの翔くんのこの言葉の真意を、
翔くんはいつでも不確かなことは言わなかった。雑誌で「
翔くんは嘘をつけない。「結婚したい」と言ってたかと思えば「
「アイドルがどんなもんか見せてやるよ」
「外野の言葉はシカトする」
翔くんだけじゃなく、嵐自体も嘘をつかないグループだった。
お客さんを「恋人」扱いすることはない。「お客さん」「
嘘をつけなさすぎて悲しい時が1回だけあった。
翔くんはストレートに答えたら語弊を生みそうな時、
「うーん」「というのは」「つまり」
でも有働さんから問われたあの時、
再始動の予定は未定、というのが事実のはずなのに、
「ありますよ、あります」
再始動があると言い切りたかったんだ、翔くんも。ジャニーズソングの中で好きな歌詞のひとつのように、信じる君がついた嘘ならそっと心にしまっておくつもりだった。
2019年4月13日、5×20のand more初日。そして発表があってから初めてのコンサート。
師匠とはお正月ぶりにあったものの、合流してからお互いに「
ただ、大野くんファンの師匠は、
「
開演数分前にステージの裏側から大きな、
あーらーし!
あーらーし!
嵐ファンは嵐コールもアンコールもいつだって手を抜かない。
初めて国立競技場でコンサートを行った時、
今回もそれと似ていて、少し違っていた。
嵐コールから涙が出てきた自分に動揺した。
嵐に対して泣く感情がまだちゃんと捨てずに残っていたことにびっくりした。こんなつもりじゃなかった。泣くなんて思わなかった。休止をもって自分の感情も整理できるいい機会だとすら思っていた。それなのに全然涙が止まらなかった。
メインステージの上から現れた5人の表情が、ちょっと硬くて、でもイントロ部分のC&Rの驚くような大きさと揃い具合に表情が緩んでて、5人も会場中のファンも必死だった。
シングル曲メインで構成されているセットリストの一曲一曲が、どうしても当時の思い出につながった。インフルエンザで寝込んだ布団のにおいだとか、ようやく受験勉強を始めて学校のベランダから見た夏休みの空だとか、仲間たちと行ったゲレンデの風だとか、仕事に悩みながら走らせた車のフロントを打ち付ける雨の音だとか。
嵐は自分の人生のすべてではないけれど、間違いなく嵐は自分の人生の一部だった。
だてに20年近く追いかけてきたわけじゃなかった。
やっぱり嵐のコンサートは最高に楽しくて、翔くんの煽りは天下一品で、この時間がずっと続けばハッピーなのにって思うのはいつもと変わらなくて。でも過去のCDジャケットが次々と映し出されると、止まったはずの涙が出てきて。
メンバーひとりひとりの挨拶でも、それぞれが真摯に、笑いも取りつつ言葉を紡いでくれて、オートモードで涙が出てくるもんだからぬぐうことを諦めた。
しかも5人のうち4人が再始動前提だった。言霊ってあるもんね。嵐の言葉が実現していくことにワクワクして私もここまでやってきたよ。楽しかった。
でもさ、天邪鬼二宮先生の「ちょっと休むだけだからさ」はズルいってば。「台風ジェネレーション」の「じゃあ行ってくる、あ、さようならじゃないよね、また会えるから」みたいなノリで言わないでよ。ズルい。
会見の姿も、コンサートへの臨み方も、思いの伝え方も、すごくすごく嵐だった。自分の見てきた嵐。大好きだった嵐。
わたし待つわ。(あみん)
この正解は誰にもわからない。でも見えない未来を掴むのも嵐っぽい。
かつて一旦は離脱しかけたけど(過去記事参照)我ながらよくここまで持ち直したなと思う。だから今はただ2020年末まで一緒に走る。そのために健康第一!