前歯の指す方向

もう一度あの日に戻るとしても 同じ路選ぶだろう

あの夏から1年、半年遅れのおめでとう

物心ついたころから何かしら文章でアウトプットしないとダメだったのに、その時間や気力を定期的に捻出できないまま、気づけば2020年の長い長い梅雨が明けた。

 

半年前までは、今頃自室の12年もののテレビ(壊れかけている)も新しく買い直され、連日スポーツの祭典(と彼らの大仕事)を見て、これが終わったら嵐ジェットでHAWAII行くんだ〜〜〜〜〜などと思っている、はずだった。

 

それはもうどうしようもないことで、テレビが新しくなることもなく、嵐ジェットでHAWAII〜〜〜〜〜などど計画することもなく、むしろ実家への帰省も夏休み取得のタイミングもわからないまま今日も労働。

 

自分の信念:働かざるもの、オタクすべからず

 

少し時間や気力が疲労回復以外にあてられるようにもなったので、記録のためにも怒涛の期間を振り振り返りたい。たまには婿の話でもします。

 

2019年8月8日。この日に仕事の定期的な打ち合わせが入ったけれど、ジャニーズJr.の東京ドーム公演の配信が決定した時点で取得した代休を死守した。なんとなく、なんとなくだけど婿の未来が変わる予感がしていたから。それなら配信を見ないわけにはいかないし、なんなら午後の半休ではなく気持ちを整えた状態で見たかった。オタクは本気で直感に従う。

 

それはジャニーズをデジタルに放ったことをきっかけに、突然転げ落ちるみたいに加速して京本くんにどっぷりつかってしまった後輩も同じで、日中は二人で六本木のテレ朝へ「Johnnys'Jr.MUSEUM〜サマステヒストリー〜」(正式なイベント名を今知る)へと足を運んだ。もちろん後輩にとっては初めてみる映像ばかりだっただろうけど、私はブース内を何周もして、婿がアクロバットを決めて号泣するシーンをこれでもかっていうくらい凝視した。なぜあの頃の録画を全て消した。(とはいってもガムシャラ!の録画をほとんどダビングしている友人曰く「見返したことはない」らしいので、ないからこそこういうタイミングで衝動的に後悔するだけなんだとも思う)凝視するあまり生配信の時間に遅れかけて、六本木駅を走るはめになった。

 

公演は正直もう冒頭からあからさますぎて、どなたがこれを読むかもわからないから割愛。ただ我が家のテレビで配信を見ていた後輩と自分は、あの瞬間、笑顔も拍手も歓声もなかった。とだけ記録しておこうかな。

 

公演後のLINE LIVEの越岡さんによる「へ〜決まったんだ〜おめでとう!」という極めてフラットな一言に後輩は救われたらしい。わかる。手放しで喜べていたら、本当はブログに書きたかった。おめでとうって。

 

これ以上は野暮ってもんでしょう。

 

あれから早いもので1年。

 

婿が初恋の人の肩をもってA・RA・SHIを歌った夏。

※前日に行ったビューロランド

f:id:iamai4:20200805001417j:plain

 

グロッキーになっていた山場を終えたその足で後輩と合流してホールツアーのグッズを買いに行った秋。

※その前の週末のふぉ〜ゆ〜コンサート前日に食べた美味しいラーメン

f:id:iamai4:20200805001421j:plain

 

後輩と大型連休を取得してホールツアーオーラス沖縄に飛んで旅行を楽しんだ年末。

※毎日食べたアイス

f:id:iamai4:20200805001427j:plain

 

普段は考えられないフレックスを主張して後輩とそれぞれ仕事を脱出して横浜でJr.としてのラスト公演を見た年始。

※これ

f:id:iamai4:20200805001438j:plain

 

CDを手にするとやっぱり嬉しくて大切にしようと思った2020年1月22日

※数日後に手抜きで頼んだピザ

f:id:iamai4:20200805001442j:plain

 

ここで婿を見るまでオタクやめない宣言を5年くらい前にしていた会場が当たったけれど延期からの延期になった春先

※自粛がかかる前に出張のついでに立ち寄った彼らの動画に出てきた料亭

f:id:iamai4:20200805001445j:plain

 

CMに出ていた飲むヨーグルトをひたすら買い続けた初夏

※もはやこの時期は写真がない

 

飲むヨーグルトで何口も応募したらクオカードが当たった夏

※引き続き写真がない

 

そして2枚目のCDが出た夏

 

一歩外に出ればオタク要素を一切出さずに平然と労働をしているけれど、デビューしてもなお脳内で婿として存在してもらい、ことあるごとに脳内にゼクシィを積み上げている日々。

 

好きな作家の本とか子供の頃になりたかった職業とか趣味で家にあるものとか、この期間中に発覚したものが怖いレベルで自分と重なっていて、婿ではなく生き別れの弟なのでは???もしかして同じ家にいる???結婚する???という戯言まで発するようにまでなった(病)あまりにもかぶっているのでままぴっぴと友人には「同棲してるなら言ってね」と言われるまでに。うんうん言うから周りには内緒ネ!!!!!!!!!

 

ようやくままぴっぴや友人も婿の顔とか、雰囲気とか、話し方も認識してきたのだけど、ここまで揃いも揃って生々しいって言われるのって本当に生々しいんだと思うし、自分が今高校2年生じゃなくて良かったぜ!!!おねいさんは現実との区別できてるヨー!!!

 

担当制度をもったことがないし、担当を聞かれても婿の名前は今までもこれからも出てこないのかもしれない。でも自分なりに見つめてきたし、脳内で何度も喧嘩して別居したし、これからも脳内で喧嘩しながら見つめ続けたいと思っている。沖縄に行くくらいにはちゃんと応援してるんだよ。

 

シルエットだけでバックについてるってわかることも、グループ内でどう振舞えば良いかわからなくて拗らせることも、丁寧にキョロキョロしながら自分の名前の内輪見つけて何度もファンサしてくれることも、もうないかもしれないって思うと嬉しくもありちょっと寂しいね。

 

本当は去年の夏よりも前から振り返りたいけど、個人的には今は前を見たいから。最近のジャニーズの売り方なのか過去のストーリーをすぐに語らせたがるけど、まだネタバレはいらない。婿本人じゃなくても周辺がしんみり話している内容だってまだ10年もたってないことで、その当時も応援してたよって切なくなっちゃう。いつか彼が大きなことにチャレンジできた時、あの時実はねって教えてくれたらいいかな。

 

デビューと休止。それぞれ告知からある程度の期間があって当事者というのか外野でないところで同時に体験することはもう二度とないだろう。オタクは何が起きるかわからない。

 

Twitterに諸々疲弊してしまってこの半月くらいアプリすらも消している。婿も自分の信念に素直に進んでくれたら、一人のしがないファンは嬉しいなと思う。

 

デビューおめでとう

ラジオスタートおめでとう

映画決定おめでとう

ドラマ決定おめでとう

2枚目のシングルおめでとう

 

どうか君に幸多からんことを。